ハナからボタ餅!

どんなときでも、笑いが大事!※まとめてません

気になることがあって産婦人科に行ったら、妊娠は厳しいという宣告をされてしまった!

time 2023/01/31

気になることがあって産婦人科に行ったら、妊娠は厳しいという宣告をされてしまった!

572 :571 ◆yPuygEGU6qbG :2014/03/28(金) 05:32:25.87 0.net

この気が付けばってのは、冗談でもなんでもない
ホントに気が付いたら結婚してたんだよ
当時俺は21歳の会社勤め
高校卒業して就職、地元の小さな企業に勤めてアパートで一人暮らしをしてたんだが、ある日実家に帰ると、家の中には見たことない女性が座ってた
誰だろ、綺麗な人だなってのが、俺の最初の感想だった
俺は父に、この人誰って聞いた
そしたら父はかなり驚いていた
『お前何言ってるんだ?』って言われてた
そしたら、その女が笑顔で言ってきた
『お帰りなさい、俺さん』って
何で俺の名前知ってるのか聞いてみたら、その女は笑いながら言ってきた
『何でって、だって私は俺さんの妻でしょ?』

この女は何を言ってるのかと思った
その時、それはドッキリか何かかと思ったし、家の中を見渡してみた
だって、そん時の俺は彼女すらいなかったし、当然結婚なんてしたこともない
おまけにアパートで一人暮らしだったから、そもそも結婚していたとしても家には誰もいない
何かの冗談かと思った
でも、両親とその女は至って真面目に、というより、極自然に家族として成り立ってた
俺は立ったまま固まって家の中の景色を茫然と見てたんだけど、まるで長い付き合いかのようにテレビを見ながら母と話してたし、父に茶も入れてた
むしろいつまで経っても座らない俺に女不思議そうな顔を見せて、『座らないの?』って聞いてきた

573 :571 ◆yPuygEGU6qbG :2014/03/28(金) 05:33:04.27 0.netそっから我に返って、一気にファビョッた
『その女は誰だ』『なんで俺の実家にいるんだよ』『てか妻ってなんだよ』って一気にまくしたてた
でも、両親もその女もキョトンとしてた
最初は笑っていた両親も、本格的に騒ぐ俺を見て異常さを覚えたみたいだった
体を押さえられて『落ち着け』って何度も言われた
それには、その女も加わってた
『私が分からないの!?』ってずっと言ってた
何度も言うが、俺は結婚なんてしていない、した記憶なんてない
高校卒業からそれまで、ずっと一人暮らし働いてて、たまに実家に帰るくらいだった
友達と飲みに行くことはあっても、女と飲みに行ったことはない
なのに、両親もその女も、その女が俺の妻とか言ってる
意味が分からなかった
自分の記憶を疑ってみたが、やっぱりその女なんて知らない
両親の顔を改めて見たけど、やっぱり俺の両親だった

574 :571 ◆yPuygEGU6qbG :2014/03/28(金) 05:41:17.24 0.netしばらく騒いだところで、一度座って話すことになった
父は、改めて俺に『Aさん(その女、仮名)を覚えていないのか?』と聞いてきた
俺は当然『それ以前に知らない』と断言した
そしたら、Aは泣き始めた
おまけに母まで泣き始めた
父は、すんげえ難しそうな顔をしてた
なんか俺一人悪者になった気分だった

そしたら、しばらく何かを考えていた父が、家の奥に行ってからアルバムを持って来て、俺に見せた
そのアルバムの中には、俺の写真があった
そして、俺の隣にはAがいた
どうやら旅行の写真のようだが、写真に写る場所(有名な温泉地)なんて行ったことない
なんだコレって思いながらページをめくっていったら、結婚式の写真まであった
しつこいようだが、俺は本当に結婚なんてした記憶がない
なのに、その写真の中の俺は、Aと結婚してた

続きます…

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