2024/05/13

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/08(木) 18:11:58.57 .net・・・まぁどうせこの条件は飲まんだろ。
そう思っていたのだが、A美が汚嫁に「汚嫁がその条件を飲むというなら、私もその条件を飲む。 だから離婚はしないであげて欲しい」
と言う。
はぁ? こいつ馬鹿か? さっさと手ぇ引けばいいのに。 正気か?
そう思っていたら、汚嫁、俺達二人に泣きながら土下座して「宜しくお願いします」だって。
呆れ気味の俺とA美の付き合いはこうして始まった。
しかし実際の付き合いはというと、一緒に食事したり、A美の家で愚痴を聞いてもらったりする程度。
さすがにA美と一線を越えるなど、出来なかった。
こんな馬鹿げた条件を飲むとは思ってなかったし、自分が出した条件とはいえ ここでA美に手を出したら俺はクズ以下の人間になってしまうと思ったから。
でも俺は身体的にも精神的にも、少しずつ回復していった。
それまでは、酒のつまみなら食べられるけど、「食事」となると吐き気をもよおして喉を通らなかった状態だった。
それがA美に汚嫁の事や仕事の事を愚痴ったり弱音を吐いたりしながらだと、少しずつではあるが、不思議と食事が出来た。
短期間で5~6キロ痩せた体も元に戻ってきてた。
心も穏やかに、冷静になってきてた。
641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/08(木) 18:12:54.13 .netでも二か月くらい経った頃、香水や石鹸の臭いをさせないし毎晩9時には帰宅する俺に、汚嫁が「肉体関係有りの付き合いなんて冗談だったんだ?
よかった。俺君はそんな人じゃないもんね~。」みたいに調子こいた事を俺に言ってきた。
女に手をあげた事なかった俺が初めて女を殴りそうになった。
次の晩、A美を車に乗せて、ラブホへ行った。
汚嫁がいつも間男との逢瀬に使っていたラブホへ。
A美はずっと下を向いていた。
そして部屋に入るなり、俺は「服とブラを脱いで、バスタオルを体に巻いてほしい」と言った。
この期に及んでも俺はA美を抱く気にはなれなかったから、せめてラブホ内で裸同然の二人の写メを撮ろうとしたんだ。
ドヤ顔で汚嫁に見せる為に。
写メを撮り、A美に「服着ていいよ、ありがとう。」と言った時、自分が泣いてるのに気付いた。
汚嫁と間男は、このホテルで・・・してたんだ。
同じ部屋なのかは分からんが、その現場にいるかも知れない苦しさや哀しさ、悔しさで頭がいっぱいだった。
A美は、声を上げながら泣く俺に、涙を流しながらキスしてくれた。
そして抱きしめてくれた。
ほぼ裸で抱きしめ合ってた俺達は、いや俺は、もう抑える事が出来なかった。
俺の中にある色んな感情を吐き出したかったんだ。
そして俺は、クズ以下の人間になった。
続きます…