2024/05/13
209 :1/2:03/07/28 12:19 ID:PrDqyBKW
まだ子供の頃の話です。
実家はマンションを経営してるんですが、
そこのひと部屋に、893が事務所を構えてしまいました。
毎晩大騒ぎをして、近所迷惑この上なしだったんですが、
893なだけに文句を言える人もなく、周囲は空き部屋に。
当然の事ながら、入居者は激減。
このままでは、家族揃って食っていけなくなる…と本気で困っていました。
ある日、父が真剣な顔をして私と弟、母を呼び、1人ずつぎゅっと抱きしめた後
893事務所へ乗りこんでいってしまいました。
怖くて怖くて、どうしようかと思いましたが、泣いていても仕方ありません。
父が危なくなったら飛び込んでやる!と、子供心に決心して
木刀を持ってコッソリ家を抜け出し、弟と一緒にて父の後をつけました。
父は堂々と事務所に入っていき、しばらく出てきませんでした。
相変わらずやかましい事務所内で、父が何を話したかは解りません。
私と弟は事務所のドアの前で、木刀握り締めて父を待っていました。
暫くして、ドアが開き、父が出てきました。
私達の姿を見て、びっくりした様子でしたが、何も言わずドアを閉めようとした瞬間、
893のドスをきかせた声がしました。
続きます…