2024/05/13
77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/20(火) 22:25:19.26 .net
勤めていた工作機器メーカーが、大口取引先である自動車メーカーから
取引停止を宣告されたことを受け、売り上げが激減。
真っ先にリストラの槍玉に挙げられクビを切られるまでは、
ごく平凡なサラリーマン家庭だった。
35歳のときに5000万円弱で買った「我が家(郊外の3LDKのマンション)」
に帰ると、高校生の長男と中学生の長女の「おかえり!」の声が聞こえてくる。
台所からは妻の声が聞こえる。
妻とは職場恋愛だった。
20代後半で転勤が決定したのをきっかけに結婚し、
妻は長男を出産すると会社を辞めた。
年に1回は家族で温泉や海水浴に行く。
定年退職した後は、愛車『プリウス』で妻と二人で日本全国を旅するのが夢だ。
なんら不自由のない幸せな生活—それがリストラ退職によって暗転した。
なんとかなるだろうと思っていた再就職はうまくいかない。
それでも割増退職金があったし、貯金もある。
生活はなんとかなると思っていたが、妻は「耐えられない」
「将来が不安だ」と言い出し、離婚を迫ってきた。
話し合いを重ねても、妻の気持ちは変わらず、結局離婚が成立。
マンションから追い出され、資産も根こそぎ持っていかれた。
その日以来、子供とも会えていない。
いまは都内のワンルームアパートで一人暮らしだ。
派遣労働で生活は苦しく、1日1食、牛丼で済ます日もある。
会社員時代の知人はクモの子を散らすように離れていったから、
心を許して話せる相手もいない。
まさか自分が50歳を超えて、こんな生活に陥るとは。
狭い部屋で一人、昔の家族写真を見返すと、涙が止まらない—。
78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/20(火) 22:26:45.13 .netどうしたのいきなり…
80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/05/20(火) 22:32:55.91 .net>>78
週刊現代の作文
続きます…